第3回研究協議会閉幕

8月3日に淑徳短期大学にて第3回研究協議会を無事閉幕することができました。

参加された皆様をはじめ、会場を提供してくださった淑徳短期大学様ならびに関係された多くの先生方、ありがとうございました。

報告については、9月ごろに掲載予定となっております。

22世紀生命の時代への序章Ⅲ ~共生社会とインクルーシブ教育について~

特別支援教育が本格的に開始されてから5年が経過しました。そしてインクルーシブ教育がこの教育の中心的な課題として取り上げられるようになりました。この教育は、教育界の中だけで完結するような代物ではありません。共生社会という目標があって、その構築のために実践される教育でなければならないと考えられます。
共生社会の構築には、コミュニティー・ケアの構想と、それを実現させていく実行プログラムが必要です。また、インクルーシブ教育の立場も同様に、めざすべき共生社会を明確化し、それにアプローチしていく教育的実践を追究していく姿勢が問われることになります。
そこで、本研究協議会の前半の全体会講演に全国特別支援教育推進連盟理事長の大南英明先生を招き「共生社会とインクルーシブ教育」というテーマの中で、インクルーシブ教育の現況と今日的課題等を大局的な視点で講演していただきます。
後半のシンポジュウムでは、コミュニティー・ケア等実践の代表として豊島区駒込福祉作業所長の中野雅義先生に「障がい者と共生できる街づくり」というテーマで話題を提供していただき、「『みまもり住宅』奈良北プロジェクト総括管理者の土平俊子先生(日本アビリティーズ協会)に「ハンディキャップがあっても、最後まで自宅に住み続けられる仕組みについて」というテーマで話題を提供していただきます。インクルーシブ教育実践等の代表として東京都立水元特別支援学校の日高浩一先生に「インクルーシブ教育・スクールクラスターの構築について」というテーマで話題提供をしていただきます。
そして、めざすべき共生社会(コミュニティー・ケア)とインクルーシブ教育の双方向から、話題を提示しあい、シンポジュウムの中で、さらに、本テーマの核心に迫りたいと考えています。
 本研究協議会の参加者にもシンポジュウムの討論等に参加していただき、多くの方々の英知を結集し、より地に足の着いた研究協議会にしたいと考えておりますので、会員及び本研究会の共感者の方々の参集を願っております。

日本重複障害教育研究会 会長 猪瀬 義明
2013年5月17日

会員及びWebサイト閲覧の皆様へ

 卯年から巳年になりました。皆様それぞれご活躍のことと存じます。
 平成25年度は、まず、本会の組織の基礎固めから行い、第2回研究協議会を発展充実させたいと考えています。テーマ「22世紀 生命の時代の序章Ⅲ」の内容を今後明らかにしていきますので、期待してお待ちください。

 Webサイトの方も徐々にではありますが着実に整えられ進化しています。
 今後は、新たなメッセージと豊富な内容を予定しておりますので、楽しみにしてください。

 本会は会員及びWebサイト閲覧の皆様と共にあります。よろしくお願いいたします。

日本重複障害教育研究会 会長 猪瀬 義明
2013年1月28日

三浦先生寄稿

全国特別支援教育推進連盟参与の三浦和先生に、「この研究会に期待すること」を執筆していただきました。こちらからご覧ください。

研究会紹介

  • 養護学校や療育施設で、障害児(者)の教育や療育に携わる皆様に、専門知識・技術を研修していただくための支援活動を行っています。
  • 昭和44年4月、研究同人組織として発足し、季刊研究誌「脳性マヒ児の教育」を創刊しました。
  • 平成2年より、誌名を「養護学校の教育と展望」としました。
  • 平成13年10月、特定非営利活動法人日本アビリティーズ協会支援教育事業部日本重複障害教育研究会として、新たなスタートを切りました。
  • 平成17年4月発行の137号より、誌名を「いのちはぐくむ 支援教育の展望」と改題しました。

川間先生寄稿

筑波大学人間系教授の川間健之介先生より、「医療との連携 本研究会の役割」を執筆していただきました。こちらからご覧ください。

おもな活動

本研究会では、以下の活動を行っており、それらを年度ごとにわけてウェブページにて発信しております。
・研究協議会の案内、報告(毎年8月実施)
・各先生の提言(原稿の更新)
・ニュースレター(毎年度2~4号)

第2回研究協議会終了

第2回研究協議会を淑徳短期大学で開催いたしました。障害者差別禁止法実現に向けてのお話や、福祉・教育・企業の各立場からのシンポジウムと、非常に充実した内容になったかと思います。参加してくださった皆様、ありがとうございました